今回はPythonのKeyError
について解説します。
1. KeyErrorとは
KeyError
はPythonの組み込み例外の1つで、 「存在しないキーが指定された」 というエラーです。
このエラーは、主に辞書を使った場合に発生します。
簡単に辞書についておさらいしましょう。
以下のように、辞書の要素は「キーと値のペア」です。
>>> book = {"title": "沈黙の春", "author": "レイチェル カーソン"}
辞書の要素にはキーを使ってアクセスします。
>>> book["title"] '沈黙の春' >>> book["author"] 'レイチェル カーソン'
しかし、このキーの指定を間違えるとKeyError
が発生します。
2. KeyErrorが発生するケース
では、実際にKeyError
が発生するコード例をみてみましょう。
>>> book["price"] Traceback (most recent call last): File "<stdin>", line 1, in <module> KeyError: 'price'
こちらは存在しないキー"price"
を指定しています。
このように存在しないキーを指定すると、KeyError
が発生します。
もう1つ例を見てみましょう。
>>> book["authar"] Traceback (most recent call last): File "<stdin>", line 1, in <module> KeyError: 'authar'
こちらは存在するキー"author"
を指定したつもりでしたが、よく見るとスペルミスで"authar"
となっています。
このように、入力ミスでキーの指定を間違え、KeyError
が発生する場合もあります。
3. KeyErrorの対応方法
KeyError
の原因は、存在しないキーを指定したことです。
そのため、KeyError
が発生したら、正しいキーを指定しているかを確認しましょう。
一見、正しいキーを指定しているように見えても、入力ミスで「1文字だけ違う」ということもあるので気をつけましょう。
4. まとめ
KeyError
は存在しないキーを指定した場合に起きるエラーKeyError
が発生したら、キーの指定が正しいかを確認する